Firefox 1.0がリリースされた、という記事をニュースサイトで見かけました。MozillaはFirebirdという名称になったと思っていたのですが商標の関係でいつのまにかFirefoxになっていたようです。昔は各種ブラウザの変遷をリアルタイムに追っていたのですが、今ではそんなことにも気付かないほどに興味がなくなってしまいました。
そういえば昔はNetscapeユーザだったなぁ、とふと懐かしく思い検索したところ、Netscape党のサイトを 発見。
このサイト中の「Netscape Navigator の変遷というコンテンツが、哀愁漂う感じでちょっといい感じです。
(ブラウザ好きの目から見ると、Netscape2.02jaの普及、Netscape3.0x GOLDでのHTMLエディタとの融合、Netscapeが導入を試みた「チャンネル」の概念と規格が現在のRSSのブームの土台となっていることや、MOSAICのバージョンの遷移、Opera1.0〜2.0の登場と5.0での日本語対応(正式対応は6かな)、それになんと言ってもIE4.0がWin98に統合されるまでの司法省とMSの戦いなども詳述してほしいところですが。(・∀・))
昔、ブラウザはインターネットの中でも日進月歩の代表格と言えるほどにバージョンアップが早かったものです。WWWをブラウズするということが「インターネット」という言葉の本質だと思いますし、ブラウザの機能が変わるという事はインターネットの在り方そのものをも変化させる可能性を持つ、注目に値するイベントでした。当時、ブラウザがバージョンアップする日を心待ちにしていた事を良く覚えています。
フレーム、fontタグ、JavaScript、CSS、HTML4.0、プッシュ技術、ActiveXなど、ブラウザが新技術を取り込むたびに新しいコンテンツが生まれて、インターネットがより楽しくなっていきました。
しかし、MSとNetscapeのブラウザ戦争終結後、MSはブラウザの開発からほとんど手を引いたといっていいほど、IEは何も変わらなくなりました。IEは四年以上も機能的にはほとんど何も変わらない、便利で一般的でつまらないアプリケーションになりさがってしまいました。
昨年、MOSAICの生みの親マーク・アンドリーセンが、もし、もう一度ブラウザを作り直すのなら「戻る・進む」ボタンのようなインターフェースにしないというような内容を語っていたのは印象的です。「戻る・進む」という行為がブラウザの概念となり、インターネットの一般的な在り方となって久しいですが、今のIEの如才のなさを見ていると、ブラウザにはもっと冒険的に、多様な可能性を模索しながら発展してほしいなぁと感じます。例えば、かつてのOperaやPointCastのように。
まだシェアの少ないIE3.01xの頃からIE派でしたが、今思えばNetscapeには、シェアのあるうちにもうちょっと上手くIEと戦ってほしかった。
Netscae 6があまりにも重すぎてユーザの乖離を生んだのは明らかですが、そもそもNetscape Comunicator 4.xがbetaから異常に重く、またあまりにバグが多かったです。Netacpe3.xはバランスの良いブラウザだったのに、この間に何かあったのですかねぇ・・・。
また画期的な新技術を搭載して、IEに対抗するようなブラウザが登場してほしいものです。
でもそれはもしかしたら、Lotus 1-2-3がWordのシェアを食うより難しいかもしれないですね。(´・ω・`)ショボーン