November 07, 2005

弾いて、聞いて、歌って

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折角習い始めたものの、予想外の忙しさを理由に練習をサボり続ける日々。しばらく書いていなかった先生の指示をまとめてメモ。









  • ピアノのテクニック

    • 左5が寝ている。立てて

    • スラーからスタッカートに繋ぐ時に、最初のスタッカートがスラーに入ってしまっている。

    • 手がたまに鍵盤の下に下がってしまっている。常に鍵盤の上にくるように。



  • ツェルニー1番

    • 5を押さえながらの2/3/4の指の入れ替えがうまくいっていない。特に4が弱い

    • 9小節からのドはちゃんと最後まで押さえること。5に重心を置く。途中で離さない

    • バタバタしすぎ。

    • もっとテンポ速く



  • ソナチネ12番

    • 16分音符のとこで手首が上下に動きすぎ。同じ位置で弾きなさい

    • 16分音符力はいりすぎ。もっと流れるように

    • 16文音符走りすぎ。聞いて!

    • 頑張って弾きすぎ。もっと軽く。

    • 1が寝ている。もっと指先(側面)で弾くこと

    • 42小節の3/1-4/2-5/3の和音は鍵盤の奥で弾けばスラーにできる

    • もっと音を聞くこと。弾いて、聞いて、歌うことが一つになるといい音が出る

    • 遠くに音を響かせるイメージで

    • 体を振らないで

    • 背筋のばして

    • 強弱考えて。全部メゾフォルテになってる



  • 全般的な指示

    • とにかく肩を落とす。力入りすぎ

    • 前傾姿勢にならないこと。

    • 右の4の第三関節が浮き出るように意識して





とこんな感じです。悪いところは毎回言われるのでよくわかります。(笑)

危惧していたのですが案の定指の力が全く戻っておらず、5を押さえた状態での4と3の入れ替えはかなり難しいような状態。こんな状態でソナチネを弾くというのがそもそも無謀な気がしてきました・・。

指の力が全く均一でないため、すべったり走ったりすることも多いです。それをなんとか制御しようとしてているので、どうしても力が入ってしまう傾向にあるようです。レッスンの時はきちんと弾こうという意識が特に強いのでなおさらですね。まずはやはり指の練習が不可欠のようです。

癖となってしまっている部分もどんどん指摘されるので改めて自覚できます。独りで弾いていると自分がどういう風に弾いているのか、案外わかっていないものなのだなぁと思いました。

昔、戯れに鍵盤を下まで押した状態で指を左右に動かして弾いていた時期があったのですがその癖が残っていたらしくあっさりと指摘されました。演歌のようだからヤメロと(爆)。自分では動かしている自覚はなかったのですが・・。赤面ものです。


さて、そんな状態なのですが11/5のレッスンでツェルニー1番は合格となりました。次は2番です。ソナチネ12番もあと一回くらいかな、とのこと。実際には合格レベルに全く達していないと思うので、全く上達しない生徒に見切りをつけて、飽きさせないために早めにマルにしようとしているようです。ある意味ヤバいです。もっと練習せねば・・・。

メインの課題曲であるソナチネ12番 第一楽章は一応流れるようになってきたので、今までは見過ごされていた強弱についても初めて指示が出ました。「ここはピアノ!」「クレシェンド!」「フォルテ!」「dolce!」「dimin. e poco ritard、わかるでしょ!?」などなど。いや先生、わかりませんよそれ(^^;。(説明してもらいました。dimin=だんだん弱く、e=and、poco=少し、ritard=だんだんゆっくり)

そんな感じで、ようやくレッスンらしい指示になってきました。「ここは・・・・こう!」と言いながら先生がお手本を弾いてくれたのですが、さすがに私が弾くのとは全く別物。これってこんな曲なんだぁ・・・と関心しました。

全部メゾフォルテというのはまさにその通りなんですが、デジタルピアノだと強弱を多少付けても音量に変化がないのでこれはなかなか難しいところです。なるべく土日はレンタル練習室で弾こうかなと思ったり。今後の課題です。

今回、聞くように、歌うように、響くようにといったような抽象的な指示が多くでました。今までは指を動かすことにのみ熱心で、確かに曲が全然聞けていなかった。聞かずに弾いていたのでテンポも狂いがちだったようです。「あなたはここはちゃんと弾かなきゃー、というのが出ちゃってる。曲を聞けていないでしょ」と図星を指されました。そんなことまでわかるんですねぇ。そういえば昔は弾くことよりもむしろ聞くことが楽しかったのですが、デジタルピアノだと聞くことの魅力がほとんどないのでいつの間にか聞かないで弾いてしまっていたようです。反省。

ソナチネ12番は美しい優雅な曲なので、なるべく優雅に、dolceに弾けるようになりたいものです。こんな完成度でまだ合格になりたくない・・・。
  

October 07, 2005

指先に集中して。

金曜になってしまいましたが、先週の土曜は初めてのレッスンでした。超多忙のため先週に続いて今週も全く練習ができていない状態。また土曜にはレッスンです。こんなことでは月謝が無駄になってしまう・・・。

取りあえず先週の先生の指示をメモ。

■基本的なこと

・音が綺麗に移り変わっていない。きちんと鍵盤を移動しないと音が重なるので注意すること
・3〜5の指の間がくっついている。ちゃんと指を離して、指一本で手を支えなさい
・指先に集中すること。音は指先と、第三関節(コブシ)に集中して出すもの。あなたは手全体で弾いている。もっと指先に集中して。
・薬指の第三関節が浮き出ていない。第一関節もふにゃふにゃ。ここを意識すれば音が出る
・もっとゆっくり弾きなさい

■姿勢

・肩を落として
・ヒジを少し開いて
・奥まで腰掛けないで

■スタッカート

・上から振り下ろして叩いてはダメ。鍵盤に触れた状態から素早く叩いて離す!(そんなのできないよぅ(´Д⊂)
・きちんと下まで叩いて

■その他

・伸ばす音は指示通り最後まで伸ばす。途中で離さないこと
・12→13のような和音でスラーの場合は、2は1よりも後で離す。2だけを押さえている状態が一瞬だけ存在する。こうすれば重音のスラーになる
・アーティキュレーションをちゃんと意識すること
・16分音符のトコ、ひどいよ


といきなりズバズバ言われてしまいました。言われないと習っている意味がないのですが。

長年のブランクのため、まず指が全く動いていないようです。右手は徐々に感覚が戻ってきましたが左手の4と5はかなり重傷で全く思うように動いてくれません。「面倒なのかもしれないけど〜」という先生、面倒なんじゃなくて手がウゴカナイんですよー^^;

今までは自己流で適当に弾いていましたが、その結果大きく手を振り下ろすような変な弾き方となってしまっていたようです。そんな弾き方だとミスは多いし難しい曲は弾けないし何より音が汚いので良いことは一つもないのですが、手を鍛えなくても弾けるのです。普段練習していないからそんな弾き方になってしまったとも言えます。今回、最初に言われた事は癖になっているものもあるので後々まで引きずるかもしれません。だからきっと残しておけば後で役に立つでしょう。自己流で弾いている方の参考にも、なるかも。

とにかく一つずつ解決していこうと思います。少なくとも自分のレベルでは、ピアノはやった分だけ確実に上達するのが嬉しい。


しかし明日レッスンなのに今週はまだ一度も弾いてないです。忙しいからある程度は仕方がないとも言えますが・・・。


「でも・・・今ここで泣いてるヒマあったら練習しようと思わない奴はダメなんじゃないの?すでに。」(by 千秋)

・・・・ごもっとも。(´・ω・`)  

September 25, 2005

ピアノを習いはじめました。

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ピアノを習っていたのは6歳〜13、14歳頃まで。当時は週に一度のレッスンが大嫌いで課題曲を全く練習せずに、ゲームの曲などばかり弾いておりました。それでも中学生まで続けていたのは単に強制されていたからです。止める時に未練の欠片もありませんでした。

しかし大学受験の頃、おそらくは受験という目の前の現実逃避として無性にピアノが弾きたくなり、8年ものブランクも気にせずいきなりベートーベンの「悲愴」(第二・三楽章のみ)に挑戦。一年かけてなんとか最後まで弾き、その後「愛の夢」「主よ人の望みの喜びよ」「花の歌」やソナチネを弾き殴りました。ピアノを弾くことが楽しいと思ったのはその頃です。強制されるとやる気が起こりませんでしたが自主的にならどんな曲を弾いても楽しかったのできっと元々ピアノは好きだったのでしょう。

しかしきちんと習っていたのは中学生までです。しかもバイエルとブルグミュラーとわずかにソナチネの曲をやっていたのみ。他は10年近いブランクが空いた後に独学で叩いていただけです。記号や指示表記の意味も忘れかけていますし、何より正しい弾き方が全くわかりません。難易度をあえて無視して弾きたい曲に片っ端から挑戦していったのですが、「主よ人の望みの喜びよ」に挑んだ際に壁の存在に気づきました。ソプラノのメロディーや和声の表現の仕方が全くわからないし、それを自分で解決することはほとんど不可能なのです。ああ、これはちゃんとバッハをやっていないとダメなのだろうなと気づかざるを得ませんでした。そんな訳で、いつかはもう一度ピアノを習い直して基礎から身につけたいと思っていました。


その後、上京後も弾き続けようとデジタルピアノ(YAMAHA P-80)を購入したのですが近年の忙しさにかまけて、このデジタルピアノは物置となっておりました。

また弾きたいという気持ちは強い。でも無精なので家でこの物置の上の荷物をどかして弾く気もしない。これではいけないと思い、きっかけ作りのために思い切ってYAMAHAに駆け込み、昨日からまた習い始めてしまったのでした。うーん、勢いって怖いですね。のだめカンタービレの影響もあったかも。(笑)


十数年ぶりのレッスン。グランドピアノ。といっても初回はレッスンというよりも面談で、今後の方針やレベルの測定を行ったのみでした。といっても弾くことになるのは予想できていたので取りあえずソナチネ1番を3,4日練習して行ったのですが、数年ぶりだとやはり手が動きません。特に左手の4、5はまるで別人の手です。当日、やはり弾いてくれと言われたので練習してきたソナチネ1番を弾いてみましたが間違えたり止まったりでお粗末なものでした・・・。

それでもソナチネの経験者ということでクラシックピアノ6というクラス(といっても個人レッスンですが)に。ちょっと月謝が高すぎる気はしますがー。


一回聞いての先生のご指摘は下記。後のためにメモっておきます。

・指を上から振り下ろしている。弾く前の瞬間、指は鍵盤の上にあるもの。叩くな。
・指使いが悪い。

最初の課題曲はソナチネの12番。それに練習曲として、持参したピアノのテクニックツェルニー30番練習曲を最初からやることになりました。昔習っていた頃にツェルニーはやらなかったので、この年にしてツェルニー初体験です。

いきなり三曲をやることになってしまいました。しかもレッスンは一週間後です。どこまでできるのか、いつまでこの緊張感を持続し続けることができるかはわかりません。いつまで怠惰な自分が通い続けられるのかはわかりません。が、少しは長く続けたいものです。子供の頃と違い身銭を切っていることが、匙の抑止力になってくれることを期待しながら初日のレッスンは終わったのでした。さて、どうなることやら。